妊娠から里帰り出産まで HOME > 妊娠後期 10ヶ月(36〜39週) > 10ヶ月生活記
36 週 |
◆+0日 臨月突入で気持ちを新たに (2005/2/23 水曜日)とうとう昨日は一睡も出来なかった。 日々の睡眠不足も手伝って、心身共に疲れ、悪い方向へ向かい続けている。 この子に何かあったらという事を考え、どうしたらいいのかわからず、呼吸が乱れていく。 とにかく出産までは、理屈抜きで、何も言わないでとダンナにお願いしようと思っていたところに、ちょうどダンナから電話があり、母親が出た。 精神的に平常心を無くしている私に母親は電話を代わってくれなかった。 今、一人で頑張って生活しているダンナに対して、私が酷い言い方しか出来ないのではないかと考えると、今は代わってはいけないと判断したからだ。 私の事、そしてダンナの事を心配してくれている母親にも、強くあたってしまい、どうしたらいいのか本当にわからないけど、とにかく今の状況から抜け出さなくてはいけないと言うことだけはわかっている。 しばらく経ち、少し落ち着いてから、ダンナに電話をかけた。 「大丈夫か?」と言う久しぶりの声を聞いて、そしてダンナらしい数少ない言葉だけど優しさが詰まっている言葉、本当に心配してくれている事にも気づき、悪い方にしか考えられなかった自分が本当に情けなくて、ダンナに対しても、我が子に対しても申し訳なくて、ごめんなさいでいっぱいで、思い詰めてしまうもっと前に電話をかけたら良かった…と、一人で考えては答えを先走り、悪い方にしか考えられなくなってしまった事によって、1ヶ月近くもの間、自分で自分を追い込んでしまった。 妊娠中は、私の一番弱い部分、悩みの原因となりそうな事には出来る限り気をつけなければと、気を張っていたのに、実家に帰ってからは、もう何も起こらないだろう、出産の事だけを考えようとまわりの事に対して、気を抜いてしまったのが原因かもしれない。 私は、今出産に向かってもいるけど、妻でもあり、嫁でもあり、まわりに起こるいろいろな事にも対応できなければならなかったのだ。 今日から臨月に入った。 あと1ヶ月もすれば、元気な我が子に会う事が出来る。 そして我が子に会いに来るダンナにも会える。 気持ちを新たに、あと1ヶ月の妊娠生活を、もうすぐ産まれてくる私達の子供の為にも、しっかりと母親になっていかなければいけないと思う。 ◆+3日 両親学級 (2005/2/26 土曜日)出産する総合病院にて、月に一度だけ行われている両親学級に参加。 土曜日に行われる両親学級というだけあって、私以外のほとんどが夫婦揃っての参加で、「マタニティライフについてビデオ鑑賞」 助産師さんには、お母さんも一緒に参加してもらってもいいですよ言われつつ、一人で行ってみた。 集合場所へ行くとやはりみなさん夫婦揃ってなので、ちょっと場違いかなと思いつつも、来てしまったので参加。 夫婦毎に同じ色の画用紙に名前と出産予定日を記入し、名札代わりにするのだけど、助産師さんから、「相棒(ダンナ)は?」と言われ、「里帰りなので、遠い所にいます…」と、1枚分だけ用紙を渡される。 今日、参加している夫婦は、きっと旦那さんが協力的な夫婦なのだ。出来ることならもちろん二人揃って参加したかったなと、少しうらやましく思いつつも、今は遠く離れているダンナも、気持ちはここにいる旦那様達と同じ様に、我が子の誕生を一緒に待ち望んでいてくれる気持ちでいるはず。きっとそうだ!と、一人だけど、ダンナの事も少し思いつつ名札を作った。 初めに、夫婦毎に自己紹介や、二人で取り組んでいる事等を順番に。 家事を積極的に手伝う旦那さんや、妊婦だからといって甘えは禁物だと言う旦那さん等色々。 続いて赤ちゃんが出てくる瞬間までのビデオを、所々でストップしながら、その都度、分からない事への質問、疑問等があれば話を交えながら見る。 その後は、フリートーク。その間に、以下の3つの事を順番にさせて頂ける。 ・重さ等リアルに作られている赤ちゃんの人形を抱っこしてみたり、洋服やオムツを着せてみる → 少し赤ちゃん服を揃え始めている事もあり、服のサイズ等も真剣に見たり、オムツ替えもちょっと現実的な気分を味わえたかなと思う。 赤ちゃんの位置が変わっているのかなと、少しさかごの心配もしつつ聞いてみると、今の時期になってさかごになる可能性はほとんどないけど、頭の位置は変わらずに、体だけが左右に寝返りを打つような感じで動いているらしい。 「旦那さんは、いつ赤ちゃんと会えるの?」と助産師さんに聞かれる。 赤ちゃんが産まれて最初のお休みの時。もしも陣痛が金曜日の夜に来て、土曜日に出産すると、出産にも立ち会えるし、産後も一番長く赤ちゃんに会えるかな。と伝えると、「赤ちゃんって、結構お願いしてたら通じるんだよ。」と、助産師さんも一緒になって、土曜日に出て来るんだよ〜と二人でお腹の我が子に話しかけつつ、元気な心音を確認する。 もちろん、出て来たい時に出てきたらいいんだよ。でも、産まれてから出来るだけパパに早く会えるように、今日からお願いしよう。 続いて、病棟見学で、先日、出産される方で使用中だったLDRと、分娩室へ移動。 LDRは、真ん中に普通のベッドが置かれてあり、恐怖感を全く与えない感じ。 陣痛の間はもちろん、子宮口が開き、いざ出産となった時に、足台が出てくる為、移動しなくても良く、赤ちゃんの処置もすぐとなりの別室で行われる為、本当に見た目は、普通の個室。 続いて分娩室は、イメージ通りの足台がある分娩台、色々な機械がまわりにも置かれ、恐怖感を感じてしまうような部屋。 出産が重なり2つあるLDRが使用中だと、分娩室での出産となる。 無事出産出来れば、場所は関係ないのだけど、出来ればLDRで、そしてダンナも一緒にいてくれると、私にとって最高に恵まれた出産となるんだけどな。 来月の両親学級は、3月26日で「沐浴のデモストレーション」 予定日の3日後なので、もしかするともう産まれているかもしれない。 もしも産まれてなければ、母親にとっても勉強になるかもしれないし、一緒に参加してみようと思う。 |
37 週 |
◆+1日 第12回 産婦人科へ (2005/3/3 木曜日)内容 … 問診・超音波検査(経膣・経腹)、血液検査、尿検査、血圧・身長・体重・子宮底・腹囲測定、浮腫検査、ドップラーによる心音確認、胎児心拍モニターチェック 診察券を出し、2階へ上がり、いつものように尿検査。 その前に、本日は血液検査も。 少しの時間だけど、何度しても慣れない痛みのある採血の後、尿検査。 冬服でのトイレは、臨月妊婦にとってはさらに狭い空間となり、血液検査の後で、何となく片手がまだ重く感じ、自由に動かしきれないので、さらに狭く感じる。 産婦人科へ戻り、身長、体重、血圧を自分で測定。 助産師さんに呼ばれ、赤ちゃんの心音確認、子宮底・腹囲測定、足を押さえる浮腫検査をしてもらう。 もう37週で正期産に入っている。 お腹が張っても、子宮が出産の練習をしているので、張り止め薬を飲む必要もなく、どんどんお腹を張らせて下さい。じゃないと、予定日過ぎてもなかなか出て来れない赤ちゃんになりますよ。と軽〜くプレッシャーをかけられる。 続いて、臨月に入ったので、胎児心拍モニターチェックを行う。 お腹に何やらいろんな装置を付けて、20分間横になり、データをとり、赤ちゃんが元気かどうか、お腹が張った時の弱り具合等が分かるそうだ。 最近、おへその右横と左下が、キリキリとひっぱられるような痛みがあることが多い事を告げると、胎盤の位置がどこにあるかによって、痛みが出る事もあると言われる。 こちらの病院では、妊娠中期に、胎盤の位置チェックというのがあるそうで、カルテをめくり、私の胎盤の位置をと探してくれるものの、前の病院でも胎盤の位置チェックがなかったので、もちろんどこにも記載されていない。 結局、子宮が大きくなって靭帯がひっぱられて起こる痛みだということになり、あまり気にしなくてもいいですよと言う事でした。 続いて、いつも通り、声のとっても小さい先生による受診で、今日で3度目になる。 私も少し慣れてきたのか、出来るだけ先生の近くへ移動し、耳を傾け、聞き返す事も自然に出来るようになってきた。 軽く問診の後、診察台へ。 いつものように、お腹の我が子に痛いけど頑張ろうねとお腹をさすりつつ、強烈な痛みがくる事を覚悟していると… ん?いつもよりも痛くない。ガマン出来る!と思っているのもつかの間、子宮口が、約1センチ開いている事を告げられた。 もう臨月なので、少し開き始める人もいるそうで、いざ言われてみると、いよいよ私も出産に近づいている事を実感する。 続いてカーテンが開けられ、経腹エコー。 我が子の姿に会える楽しみな瞬間、そして痛いのが終わる瞬間、この瞬間は大好きだ。 エコーが下腹部から当てられ、まず頭が映る。 頭の位置は、下のまま。もう、今からさかごになることはないよね。 頭の横幅は、8.4cmで、32週6日。 大腿骨は、6.5cmで、36週1日。お腹周りは、やっぱり少し小さめのまま。 推定体重は、2258g。 私の体重は増えているのに、我が子は2週間で80g弱しか増えてない。 前回の検診後、私の状態が不安定だったせいか、栄養がお腹まで届いていなかったのかもしれない。 最後に顔が映ると、ちょうど口をもぐもぐパクパクさせていて、ず〜っと見ていたくなるほど、かわいい。 もうすぐ本当に会えるんだと思うと、うれしい気持ちでいっぱいになる。 再び、元の部屋へ戻り、顔と大腿骨のエコー写真を頂く。 相変わらず赤ちゃんは、長さ的には大丈夫だけど、お腹周りだけが少し小さめの痩せ気味。 でも、胎児心拍モニターチェックの結果を見ても元気だし、心配はいらないそうです。 先週のクラミジア検査結果も、問題なしで、産道を通る時に菌に感染する心配もなく、血液検査結果も、鉄分も13と、問題なし。 これからは1週間毎の検診となり、いよいよ出産が近づいてきた。 陣痛が起こる日まで、どれだけ我が子の体重が増えるかわからないけど、もしも2500グラムに達せず産まれても、元気であれば保育器に入る必要はないそうだ。 残り少なくなっている妊娠生活を大事に過ごそう。 ◆+3日 音と胎動 (2005/3/5 土曜日)実家ステレオは、3枚のCDが入る。 胎教にと思い、CD1枚を入れ、いつものようにオルゴール音楽をかける。 ようやく終わり、入れ替えようと近づくと、元々入っていたCDが流れ出した。 しかも、たまたま入っていたのは、ロック音楽。 流れ出すと同時に、お腹の中の我が子が、動き出した。 うっそ〜!と思い、あまりにも激しく動き出すのが面白くて、そのまま聞き続けてみると、やはり激しく動いている。 続いて流れてきた3枚目CDはシャンソン音楽。 心地よいのか、興味がないのか、ようやくおとなしくなった。 外の音が聞こえるということを、身をもって実感できた瞬間でもあり、もしかしてロックがお好きな子が出てくるのかもと、少したのもしく感じた瞬間でもあった。 ◆+3日 うれしい痛みと、動揺する痛み (2005/3/5 土曜日) この数日、右わき腹あたりが、痛む事が多くなった。 おそらく我が子の足部分。 以前は、ちょっと蹴って引っ込むという感じだったのが、最近は、ゆっくりだけど、お腹の中からもの凄い力で、押し出すという感じに変わってきて痛いくらいです。 元気な証拠なので、うれしい痛みです。 朝と夜に、生理痛に似たような痛みが起こる事が多くなってきました。 胎動がまだまだ激しいので、赤ちゃんが下がってきている事はなさそうですが、痛みが来ると、少しだけ動揺してしまいます。 |
38 週 |
◆+1日 第13回 産婦人科へ (2005/3/10 木曜日)内容 … 問診・超音波検査(経膣・経腹)、尿検査、血圧・身長・体重・子宮底・腹囲測定、浮腫検査、ドップラーによる心音確認 最近、運動していないのと、本日は家族がついて来てくれるのと、もしも何かあっても今から病院だからと、片道40分の道のりを歩いて病院へ向かってみた。 尿検査後、産婦人科へ戻り、身長、体重、血圧を自分で測定。 多少違う洋服を着ているけど、体重がこの1週間で、1.5キロも増えている! 我が子は、体重が軽めなので、まだ産まれるには少し小さめで、もう少しお腹の中で大きくなりますようにと、出来るだけ動いたりせずに過ごした。 とは言え、短期間でのあまりの増加に、我ながらちょっとビビってしまった。 前回同様、私だけが空太りで、我が子に栄養がいってなければ意味がない。 助産師さんに呼ばれ、赤ちゃんの心音確認、子宮底・腹囲測定、足を押さえる浮腫検査をしてもらう。 いつもよりも、赤ちゃんの心音確認時間が長い。 とくに、何も言われなかったけど、心拍数がちょっと違うの?心音が弱いの?と、些細な行動でも、とても気になる。 最近、足のむくみが少ない気がする。たまにストレッチのような事をしてるからかな。 そして早速、体重オーバーを指摘される。本当に、ごもっともです。意識します。 出産が近づき病院へ来るタイミングを確認され、詳しい事を教えてもらう。 ・陣痛 … 腹痛の間隔が、10分になっても、病院へ来てから遠のく人もいるので、自宅から病院まで30分以内で来れるのなら、10分よりもさらに陣痛の間隔が短くなりそうになってから、病院へくる事。来ても、自宅へ戻される事もあるので。 助産師さんへの質問 必ず陣痛の痛みって分かりますか? → 絶対に分かりますよ。 続いて、先生に呼ばれる。 声の小さい先生なのに、今までになく(と言っても、他の先生よりは小さめだけど)はっきりと私の名前が聞こえた。 私の前の妊婦さんの時、先生の声が聞き取れず、先生自ら診察室から顔を出していた。少し自分の声の小ささに気づいたのかな。 先生の部屋へ入ると同時に、先生の携帯が鳴り、少し長引きそうな感じ。待っていると、「先に診察からさせていただくので…」と、となりの部屋へ移るように言われる。 もしも、片手は携帯でしゃべりながらの診察なんて、絶対に嫌だと、ゆっくり目に、診察台へ上がろうとしていると、カーテンの向こうから少し怖い感じの助産師さんの声で、「もう上げますよ!」と聞こえてきて、あわてて診察台へ座る。先生の電話も終わっているようだ。 子宮口は、1センチ開いているままで、変わらず。 内診しているようで、「もう頭がここまで下がっていますから」と、言う先生からの声が聞こえる。 って事は、先生は、我が子の頭に、触れてるの?! これには、かなりびっくりした。 続いてカーテンが開けられ、経腹エコー。 この1週間、とにかく我が子の体重がもう少し増えますようにと想い続けた。 相変わらず、頭は下にある。 頭の横幅は、9.2cmで、37週5日。 大腿骨は、6.7cmで、37週0日。 お腹周りは、72.81平方センチで、35週6日で、少し痩せ気味のまま。 推定体重は、2685g。 前回は、2週間で約80グラム、今回は、1週間で、約430グラム増えている。 前回の2週間というのは、妊娠期間の中で、最も私の精神状態が良くなかったから、やっぱり赤ちゃんに栄養が届いていなかったのだと思う。本当にごめんね。 思っていた以上に大きくなり、多少誤差はあるものの、いつ産まれても大丈夫な体重となっていて、本当に良かった。 再び先生の部屋へ戻り、体重も約2700グラムとなったので、もう産まれても大丈夫ですよね?と確認してみる。 38週だと、赤ちゃんが自分で肺呼吸が出来る呼吸機能も出来上がってるから、多少体重が少なくても大丈夫で、体重よりも週数の方が大事らしい。 産まれてもいい時期であり、もう産まれなくてはいけない時期である。 あまり大きくなりすぎると、逆に赤ちゃんが出にくくなったりもするので、小さめに出してあげて大きく成長させる方が赤ちゃんにとってもよいそうだ。 よく言われている「小さく産んで大きく育てる」というやつですね。分かってはいるものの、食事は摂っているのに、我が子の体重が増えないというのは少し不安だったので…。 子宮口が、少し固くて、開きにくい体質だと言われる。 と言う事は、陣痛が来てから完全に開くまでに時間がかかるということなのかな。 少し大変そうかなと、不安を感じた。 それよりも、とにかく今日は、先生が我が子の頭に触れた事、そして我が子がもういつ産まれてもいい状態となったことがうれしくて、もうすぐ本当に会えるんだと、今までになく出産が近づいている喜びを実感する。 先生曰く、多分1週間の間に産まれる事はないと思いますけれどもと、来週の予約を取り、診察終了。 私の体重増えすぎと、もういつ産まれても良い我が子の安産の為にも、今日から早速歩こうと、家族を道づれに、帰りも片道40分の道のりを歩いて帰った。 ◆+4日 雪降る春と花粉症 (2005/3/13 日曜日)寒いとお腹の張りが多くなると同時に、張りとは違った生理痛のような痛みが、数分続く事が増えた。 朝晩に軽い痛みがくる事が多くなったけど、寒かった日、よく動いた日には、痛みが強くなることも出てきた。 あまりにも強い痛みを感じる時は、動けずその場でじっと痛みが治まるのを待つ。 3月半ばというのに、雪が降った。 自宅のある鹿児島も降っていたらしい。 痛みが強くなっても1日1回だったのが、本日は寒かったからか、2回起こった。 少しの違いだけど、陣痛の痛みに似てるの?!と、意識せずにいられない1日だった。 出産が近づくと、胎動が少なくなるそうだけど、我が子は、外から見てもお腹が波打ち、まだまだよく動くから、出産までの時間はもう少しあるのかな。 お腹の痛みが増えた事と、もう一つ気になる体の変化が出てきた。 入社1年目の冬に発症した花粉症。 もう10年目になる。 ちょうど阪神淡路大震災により、切断されている交通機関を、バスや電車を乗り継ぎ通勤していた時期だ。 乗車時間よりも、歩いたり、待っていたりと、外で過ごす時間の方が長く、その中の一部が、杉の並木道の下で、バスを待っている時間。 毎日の疲れ等からか、体内の花粉の許容範囲を超えてしまっただろう。 見事に花粉症の仲間入りとなった。 それから毎年、2月前後になると、目、鼻、のどと、花粉症と付き合う数ヶ月を送っている。 今年は、例年よりも杉花粉量は多いと言われており、しかも妊娠中なので、出来るだけ症状は軽いままで過ぎ去って欲しいとお願いしていた。 花粉情報を見ながら、出来る限り外出せず、外出時も、怪しいほどに完全防備で気をつけていたのだけど、やはり少しずつ症状が出始め、先日の検診時の病院への往復後からは、日々、例年通りの症状と付き合っている。 ストレスにならないように、なるべく気にしない様に心がけるけど、破水すると怖いので、くしゃみの寸前だけは、出来るだけお腹を丸めてくしゃみを実行。 間に合うとホッとする。 出産すると体質が変わる事もあると聞くけど、花粉症はどうなのかな? ◆+6日 まだ居ていいよ (2005/3/15 火曜日)里帰り前に産婦人科で行われていたヨガに通っていた頃、 ・赤ちゃんの体重があまり増え過ぎると、出産も大変だから、小さく産みたい。 ・お腹が大きく、重たくて動きにくい ・腰痛がつらい …等、理由はそれぞれで違うけど、早く出てきて欲しいと言っていた臨月妊婦さんが、多かった。 臨月に入っている現在の私は、ようやく我が子の体重が、2500グラムを超えたので、「もう出てきてもいいよ」と思えたけど、お腹の中で動く我が子を感じる事が出来る今、とても心地よく、この状況がもう少しで終わってしまうと思うと、少しだけ寂しささえも感じる。 もちろん、会いたい気持ち、楽しみもたくさんあるし、いつまでもお腹の中にいてもらってもいけない事も分かっている。 他の妊婦さんと比べると、私のお腹の出ている具合は、比較的小さい。 腰痛もあったりするけど、比較的少ない方なのかな。 もっと、お腹が大きいと、腰痛も酷くなったり、早く出産して開放されたいと思うのかなと、思ってみたりもする。 妊娠初期のエコー写真を見てみると、まだ数ヶ月しか経ってないのに、とても小さくてかわいく、よく成長してくれたなあと、懐かしく感じ、この調子だと、今お腹の中で元気に動いている時期を懐かしく思う日が、あっという間にやってきそうだ。 臨月に入り、もういつ出てきてもいい時期なのに、会いたい気持ちと共に、心のどこかでは「まだもう少し、居てもいいよ」と思ってしまう私である。 |
39 週 |
◆+1日 第14回 産婦人科へ (2005/3/17 木曜日) 内容 … 問診・超音波検査(経膣・経腹)、尿検査、血圧・身長・体重・子宮底・腹囲測定、浮腫検査、ドップラーによる心音確認 尿検査後、産婦人科へ戻り、身長、体重、血圧を自分で測定。 前回体重が増えすぎたので、この1週間は少し気をつけた。 外に出ると、花粉症症状が酷くなるので、家の中での足踏みや、出来るだけ動くようにして、何とか0.3キロ増し。ホ〜ッ。 助産師さんに呼ばれ、赤ちゃんの心音確認、子宮底・腹囲測定、足を押さえる浮腫検査をしてもらい、お腹の張り具合を、手で触って診てもらう。 「よく張りますか?今も少し張ってますよね。」 と言われるけど、私としては、今は全く張っていない状態で、張りと感じる時は、もっと固くなる。 私のお腹は、常にパンパンに張っていて、相変わらず弾力性というものがないらしい。 体重のやや押さえ気味の増加具合を、少しだけ褒められ、一安心。 出産までのラストスパートを、この調子で頑張らねば! 続いて、先生による問診と診察。 マイクでの何かが聞こえたけど、名前も診察室も聞き取れず。でも、順番的には私なので、先生名の書かれてある診察室へ入る。 最近、張りもあるけど、生理痛のような重たい痛みがあることを告げ、となりの診察室へ。 子宮口は、1センチ開いているままで、変わらず。 「だいぶ下りてきていますから」と、先生からの声が聞こえ、いつもよりも内診が長い。これが子宮への刺激となり、陣痛が早まる可能性もあるのかなと思いつつ、カーテンが開けられ、続いて経腹エコー。 相変わらず、頭は下のまま。 この調子で体勢変えちゃだめだよ。 頭の横幅は、8.5cmで、33週3日。 大腿骨は、6.8cmで、38週0日。 お腹周りは、68.47平方センチで、34週5日で、細いまま。 推定体重は、2420g。 少し痩せ気味の我が子は、前回ようやく2680gとなり、安心したのだけど、推定体重とは言え、なぜか260gも減っているではないかい? 39週なので、体の機能は出来ているので、問題はないけど、少し気になる。 先生は、小さくても元気であれば問題はなく、胎児心拍モニターチェックでも正常な結果が出てるし、小さく産まれても大きく育ってくれればいいことなのでと、少し励まし気味で言ってくれる。 うわべだけではなく、心から言ってくれているのを感じ、安心できた。 声は相変わらず小さいけど優しい先生だ。 41週6日までが正期産で、私の場合は、4月5日まで。 過ぎると胎盤等の機能が老化してくる為、人工的に陣痛を促し、出産する事になる。 出来るだけ、自然に陣痛が来るようにと、おっぱいマッサージや歩いたりを増やすように言われ、来週の予約を取り、診察終了。 もう毎日がカウントダウンだけど、実感があるような、ないような、微妙な感じだ。 ◆+2日 理想の誕生と不安 (2005/3/18 金曜日)昨日の検診時、助産師さんから、私と予定日の近い妊婦さんが、昨日二人も入院された事を告げられた。 出産にはなぜか、多い時期というのがあるらしく、助産師さんによると、出産が続く予感がするらしい。 ダンナには、いつの何時であったとしても、陣痛が来てから病院へ行き、自宅へ帰される事がなければ連絡という事になっている。 明日から三連休。 もしも、今日の夜中から朝方に陣痛が始まり、明日のお昼以降に産まれる事になると、もしかするとダンナが出産に立ち会える可能性があり、産まれたての我が子と3日も会う事が出来、一番長い滞在となる。 連休と共に、春休みの始まりでもあるので、もしもの満席に備えて、ダンナの飛行機は、明日の朝一で取っている。 出発前だと何度でも変更出来るチケットなので、いつ産まれても変更は出来るのだけど、出来れば我が子の姿を焼き付ける時間が、少しでも長い方が良い。 もちろん、我が子が「出たいよ〜」と思った時に陣痛が来るのが一番という事は、分かっているのだけど、心のどこかで、明日出産することになったらいいなと望んでいる。 昨日は、先生の内診が長かったからか、帰ってからのお腹の張りが、休憩することほとんど無く、寝る時まで続いて、ちょっとドキドキした。 結局、ガマン出来ないほどの痛みにつながる事は無かったけど、もしかして今日くらい陣痛がくるんではないかと、真剣にドキドキしてしまった程だ。 今日、たくさん足踏みしながら、途中でかなりお腹が張りを感じた。明日、出てきたらいいなと思っているはずなのに、いざ出産が近づいている事を急に実感し、少し怖くなり足踏みを止めてしまった。 だめなママだねぇ。わけも分からずに、この世に産まれてくるこの子の方が、大変な思いをして出てくるのに。 助産婦さんの予言する出産ラッシュとやらに、何とか便乗できるといいなと思いつつ、でもちょっとビビりながら、今から就寝する。 相変わらず、まだよく動いているけど、明日の朝方に、陣痛が来るかな…。我が子よ、パパにもいっぱい会いたいよね。 でも、やっぱり君の出て来たい時に出てくればいいからね。おやすみ〜。 ◆+3日 予定変更! (2005/3/19 土曜日)最近、トイレに行きたくなる間隔が、夜中に一度から、朝方に変わりつつある。 今朝も、早朝に目が覚めたと同時に、今朝くればいいのになと、少し期待していた陣痛は、来てない事を自覚する。 まだ7時前。 陣痛が来なかった報告と、飛行機の変更の事で、寝ているであろうダンナに電話を掛けてみると、思いのほか、すぐに出た。 「今日と明日、仕事になって、飛行機は、一応明日の朝一に変更しといたから」 何ですと〜!という事は、連休はなくなってしまい、きちんともらえる土日休みであれば、一番長い滞在で2日。 来週でもダンナの滞在期間は、同じというわけだ。 もし今朝陣痛が来てたとしても、すぐに飛行機で飛んでくる事は出来なくなってしまったんだね。 少し、今日来なくてホッとしたような…。 もしかして我が子は、パパが仕事になること知ってたのかい? だから、出たいよ〜という信号をママに送らなかったの? 明日は、仕事を休めない事はないそうなので、とりあえずは、明日に期待してみよう。と、家の中での足踏みやストレッチを念入りにしてみた。 昨日はいざ出産を意識し、少しビビってしまったけど、お腹が張っても、少し休憩して再開を繰り返し、今日のママは頑張ったぞ! 今日も、お腹の我が子はよく動く。どうかな?明日会えるかな? 週末までゆっくりしてもいいからね。 ◆+6日 明日は予定日 (2005/3/23 水曜日)いよいよ明日、出産予定日の3月23日を迎える。 おっぱいマッサージと、出来るだけストレッチや足踏みしたりで、強いお腹の張りは、1日に何度も来るけど、痛みに向かう事はない。 昨夜、お風呂の後、生理痛に似た重たい痛みが来て、おっ!と思ったけど、10分くらい続くと、痛みは消えていった。 相変わらず我が子はよく動いている。 ただ、あれだけ激しく動いていたのが、2日前から少し鈍くなってきている気がする。 動いている時間は多く、時々強くキックするから、弱っている事はなさそうだけど、蹴り以外の動きに、以前の激しさが少なくなっている。 見た目的にも、お腹の膨らみが下がってきているし、そろそろ狭くて動ききれないのかな? そろそろ出たいよ〜って思っているのに、ママの運動が足りないのかな? ダンナはいつも、無事に産まれてくれればいいとだけ言い、私のように、いつ産まれたら…ということを絶対に言わない。 週末だと、出てきてすぐにパパにも会えるからって思ってたけど、ダンナのいう通り、無事に産まれてくれれればいい。それが一番だ。 分かってはいるんだけど、ついつい、都合の良い様に考えてしまった。 パパには出てきたらいっぱい会えるから、君の出てきたい時に、出てきたらいいからね。 ちょっと狭い道だけど、すべり台だからね。ママと一緒に頑張ろうね。 いつ出てきてもいいんだよ〜。 |
HOME へ戻る