◆+2日 検査直前の私 (2004/7/30 金曜日)
土地に慣れるにも、言葉を覚えるにも、美味しいお店や良い病院を教えてもらうにも、知り合いを作るにも、外に出ることが一番で、子供が出来るまでの働ける時は働いていたいと思っています。
とは言っても、転勤で来たともなると、田舎にいくほど、なかなか仕事は見つけにくいのが現状ですが、何とか見つけては、ダンナの扶養家族の範囲内で働いています。今年はそろそろセーブしないとな〜と思っていた時、ちょうど重要なお仕事が1週間くらい先になる事になり、少しの間休み、お仕事が入り次第、連絡してくれる事になりました。
2週間経ちましたが電話がかかってきません。もうお仕事なくなっちゃったかな?と思い、プールへ体力作りへ。久々の運動なので、疲れるまで泳いだけど、気持ち良かった〜!
今年は残りのお仕事休憩して、フィットネスへ行こうと思いました。
ちょうど明日までは、入会無料で、なぜか、ダンナも筋トレがしたいと言い出し、二人で健康体を作ろう計画実行です。30代ともなり、これから体力も衰えるだろうし、スタイルもどんどん崩れていくし。夏なので汗も掻きやすく、ちょうど良い機会です。
明日、申込に行こう。
◆+3日 検査薬で陽性反応 (2004/7/31 土曜日)
南国の夏は、本当に暑いです。食欲が本当にありません。ですが突然、炭酸飲料が飲みたくなったり、お寿司やが食べたくなったりします。普段ならガマン出来るのに、買いに行ってまでもどうしても欲しいのです。
そして、やたらとにおいに敏感で、何となく体がだるく、ひどく眠いです・・・。そう言えば、生理がしばらく来ていません。
ん?でも、もうだまされませんよ〜。
初めて妊娠検査薬を使ったあの日から、何度か検査薬使いました。初めての時ほど期待はしませんが、一応、それなりの症状があるから、少し期待して調べるんです。検査薬もお金がかかるんですよ〜。しかも、その後妊娠反応が出ないので、悲しいお知らせを運んでくれます。
- 前の生理から2ヶ月近く生理がない。 (これはたま〜にあります。)
- 基礎体温の高温期(36.7〜37.3度程度)が2週間以上続く (ここ4週間の基礎体温は36.2〜36.4度で、高温期になっていません)
- 早ければ、つわり症状がでる (生つばが最近あがってきます。)
- 乳房が張り、乳首が敏感になる (言われてみれば少し?)
- おりものが増えたりする (増えてます!)
- 体がだるく、ひどい眠気がする (これはぴったり!!)
- においに敏感になる (これもぴったりです!!!)
これに加えて、最近の尿の色は、やたらと濃いです。
基礎体温以外は、すべて当てはまってます。ただ、基礎体温というのは、人の気持ちとか、何となくではなく、正確な数字として表れるので、これが当てはまっていないので、どうなのかな?
もうすぐ、休日出勤のダンナが帰ってきます。フィットネスへの申込へ行く前に、またまた妊娠検査薬を登場させるか迷ってます。
フィットネスへ行きだすと、私は確実にすご〜く一生懸命に楽しんでしまいます。もしも、妊娠していることに気付かず、取り返しのつかない事になったら・・・。
やはり早速、登場してもらいました。初めての時よりも期待はしません。期待する分、その後の悲しみが大きくなります。
では、早速尿検査・・・。
え???尿検査の途中から、検査薬のパッケージと同じ光景です。2つの小窓にくっきりと、線が浮き出ているではありませんか!
あれだけ、振っても逆さにしても、出なかった陽性反応。
この数日、狂ったような眠気などありました・・・妊娠していたんだね。
我が子よ。我家にやってきてくれて、本当にありがとう。
うれしくて、うれしくて、とにかくうれしくて、落ち着いていられません。
すると、ダンナのご帰宅です。
普段は、口数少ないダンナですが、一応、「妊娠しました反応」だった事を報告すると、ま〜、しゃべることしゃべること。
ダンナは過去に交通事故に合った事があり、腰痛持ちです。なかなか妊娠しないのは、どちらかに原因があるかもしれないと思い、腰痛持ちが原因かな〜とも思っていたのだそうです。
普段は、何を聞いても「ふつう」としか答えない、「ふつう」大好きのダンナですが、今日ばかりは、「うれしい?」と聞いてみると、「かなり」と言っていました。それを聞き、私も本当にうれしやら、おかしいやらで、お互いに、「おめでとうございます」と挨拶を交わし、刻々とフィットネス申込時間は終了しました。
後日・・・「ところで俺は、1人でフィットネス行ったらあかんの?」
いやいや、そうではないんだけど、こないだまでは、入会無料。今日は1万円もいるんだよ。
しかも、毎日帰りの遅い君に、休みの日もフィットネスへ行かれると、ただでさえ、友達も少なく、これから家にいる私は、寂しいではないか。
私「平日は夕方までだから無理だけど、1回200円で、利用できる市営のスポーツセンターがあるので、次のキャンペーンまでは、そこでどうだい?」
ダ「え〜。俺は、バーベルがしたいんや!」
私「スポーツセンターにもバーベルはあるよ。」
ダ「あ、それやったらええねん。」
という事で、ダンナも無事、筋トレ出来ることなり、私も寂しい思いをすることなくお互い満足です。
もしも、フィットネスへ行こうとしてなければ、検査するきっかけがなく、もう少し先に妊娠を知ることに、もしくは、妊娠している事に気付かずに、取り返しのつかない事になっていたかもしれません。
こうなる運命になってたんだね。今日は、誰にかわからないけど、世の中すべてに、ありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。
◆集中力が欠け、ストレス
最近、集中力に欠けています。暑さか、眠気か、つわりからかなとは思いますが、やけどをしてしまいました。
ポットからお湯を注いでいる時、満タンになりかけた時に、バランスくずし、「熱っ!」と思ったと同時に、揺れてお湯が散乱。
指や足が熱いのか痛いのか、涙が止まらず、冷やしても冷やしても、痛さはなくならず、氷はなくなり、どうしようもなく冷凍食品で冷やし、溶けてくると痛さと熱さで息も切れ、ガマンできず、結局夜中の3時過ぎまでダンナをつき合せる事になってしまいました。
ダンナが、氷を買いに行くと言ってくれるけど、近所のコンビニまで往復しても20分くらい。とりあえず、いてくれるだけでも少し気が紛れるので、「やめて〜!」と叫ぶ私。氷が溶けた時の私は、「薬キレタ人みたい」などとダンナには言われ、笑い泣き。こんな時に出る一言がそれです。
少し後に1.5センチの厚さの水ぶくれが出来てました。火事等でやけどする人は、どれだけ痛く苦しいのだろうかと考えてしまいました。
翌日も、小さいガラス食器をすべらせて割ってしまいました。食器を割る事なんてあまりないのに…。
ママが感じるストレスは、お腹の赤ちゃんにも伝わるようで、出来るだけ妊娠中はリラックスした生活を送る事が大切だそうです。どのくらい伝わっているんだろうか。
◆+4日 ダンナより前祝 (2004/8/1 日曜日)
口の中が、生つばでいっぱいになります。これはつわりです。
つわりが酷くなったら、外食出来ないだろうということで、少し早いけど、「妊娠おめでとうお食事会をしよう」
と、ダンナから外食のお誘いです。しかも、おごってくれるそうです。
妊娠したつもりではいますが、まだ産婦人科へは行ってないので、正常に妊娠しているかもわからないよ、とも言ったのですが、「その時は、また頑張れよお食事会に変更」だそうです。
今日は駅前の夏祭りもあるので、まずはお祭り。メインは、近くの居酒屋さんに決定。
串焼き・お刺身・一品料理など、季節の本格的な料理と、地酒が楽しめるお店です。
いつもなら何でもおいしく頂けるのですが、お刺身サラダが一番おいしく食べられ、あとはちょこっとダンナからつまむ程度でした。
いろんな匂いにヘトヘトになりましたが、ダンナよ、ありがとう。
またいつか食欲復活したら連れていってね。
◆+5日 産婦人科へGO (2004/8/2 月曜日)
内容 … 問診表記入・問診・超音波検査(経膣)、尿検査、血圧測定
土曜日の夕方に、妊娠検査薬にて、陽性反応が出た私。
妊娠しているかどうか、また、正常に妊娠しているかどうか見てもらうため、約10年ぶりに産婦人科へ向かった。
ダンナも、仕事の途中だけど、気になるようで、病院まで連れていってくれました。
健康保険証、そして、妊娠は保険が効かない為、お金は少し多めに持っていた。
受付にて、問診表を渡され、記入。
・一番最近、生理の始まった日、終わった日
・身内に高血圧、糖尿病はいますか
・手術した事はありますか
・過去に妊娠、流産の経験はありますか 等である。
続いて、助産婦さんより、記入した問診表に基づいて、さらに詳しく質問され、再び待合室へ。
名前を呼ばれ、ようやく先生の診察室へ。
軽く問診された後、中から続いている内診室にて、膣内から走査する経膣超音波検査(経膣エコー)でした。
助産婦さんの声で、「下だけ脱いで、バスタオルを巻いて座ってください。」と聞こえ、ズボンを履いていっていた為、少し時間がかかった。しかも靴下も脱いでおかないと、変だ。
診察台と先生方との間は、カーテンで仕切られているので、恥ずかしい思いもそれほどしなくて良い。
内診室から出ると、先生の机の上には、エコー写真が置いてある。
そして、子宮の中に、確かに小さい卵型の何かが写っている。
間違いなく、我が子だ!うれしくて、何だか泣きそう。
ただ、先生は首をかしげているのが気になる・・・。私の最終月経から計算すると、全く週数が合わないとのこと。
大きさは、8.3mm。大きさからすると、妊娠6週目くらいだと言われた。
でも、子宮の中にふくろもあるし、妊娠はしているようです。が、もう少し様子をみてみましょう。
と、2週間後に来る様に言われ診察終了。
2週間後のお盆休みは、屋久島へ行く予定にしてました。先生に聞いてみるものの、もちろん山登りはやめた方がいいでしょう。と当然の答えをもらい、ダンナの待つ待合室へ。
ちゃんと妊娠してたよ〜と、写真を見せると、とってもうれしそうだ。でも、相変わらず、感情を表に出すのが苦手なようである。うれしい時は、うれしい顔していいんだよ。
◆ 週数が合わない?
先生の言う、週数が合わないと言うのがどうも気になる。
普通は、最終月経の第1日目を妊娠0週0日として、2週0日が排卵日であり、40週0日を出産予定日と計算される。
しかし、私の場合、最終月経は、5月26日〜6月2日。生理周期から計算すると、今日で9週5日目となり、先生から言われた6週とは、3週違う。
本など見ても、排卵日などの遅れ等で、1〜2日の誤差はある人もいると書かれていて、3週も違う例は書かれていなかった。
世の中の人すべてが、28日の月経周期ではなく、もっと早い人もいれば、遅い人もいる。
出産予定日の計算方法というのは、きっちりと月経周期が決まっている人にあてはまるものであって、私のような生理不順者には当てはまらないということがわかった。
妊娠初期の胎児は、週数ごとの大きさに、個人差はあまりないようで、8.3mmは、妊娠6週の大きさですよと言うことになるらしい。
少し不安になってみるけど、ちゃんと妊娠はしていた。考えてもどうしようもないことである。
◆両家へ報告
夜になり、ダンナ、私の実家へ電話で報告をした。
ダンナ方は、二人目の孫。私方は、初孫。
結婚して4年目。
赤ちゃんを作る意思がないわけでもない私達に、「まだ子供は考えてないのかい?」という実は結構気にしてしまう言葉を言われた事が何度かある。
きっと悪気があったわけでなく、赤ちゃんに恵まれないかもと心配気味になっていたようだ。
ものすごい喜び様であったと思われる。
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